トレーディングカードゲームと僕

 

 

初めて手にしたTCG遊戯王

 

あまり詳細な時期は覚えていないがおそらく保育園の年中の時。保育園で仲良くなったユタカくんがお兄さんの影響で遊戯王カードを集めていた。

 

保育園が終わった後にそのままユタカくんのママの車に乗ってユタカくんの家に行き、ポケモンスタジアム2星のカービィ64をやることが多かった。そのとき遊戯王カードもよく見せてもらっていた。

 

友達が持っていると自分も欲しくなのはよくある話。僕も遊戯王カードが欲しくなり母親にねだったのだと思います。気がつくと僕は20枚くらいの遊戯王カードを持っていました。

 

僕もユタカくんも対戦のルールを†知らない†ので適当に並べてドカーンとか言って戦わせていました。あとはアニメ遊戯王の真似事をしてました。

 

当時持っていたカードも全然覚えていないが光っているカードのトライホーンドラゴンがエースだったことだけはなぜか覚えている

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当時はまだTCGは黎明期だったはず。ポケモンカードはまだ裏が黒い頃だし、デュエルマスターズは2002年発売なのでまだ登場すらしていない。近年のようにTCGをやったことある世代が親になっているのとはわけが違い、意味不明なものを買わされていると母親は思ったことだろう。買ってくれてありがとう。

 

 

 

 

小学校に入学してからは遊戯王カードをやっている友人はまったく居なくなってしまった。僕のカードもどこかに行ってしまった。

 

 

小学5年生になった頃、ふと気がつくとデュエルマスターズが周りで流行っていた。小学校3年生の時から僕はコロコロコミックを毎月買ってもらっており、デュエルマスターズが連載されていたためマンガは読んでいたがカードは持っていなかった。なんとなく友人に誘われ、カードをたくさん持っていた友人からいらないカードをもらってデッキを組んで遊ぶことが多くなった。ベリーレア以上は一枚もないし当然5色デッキ。エースは緑神龍グレガリゴン。コモンなのにWブレイカー持ちでパワーも高いという救いのヒーローだった。

 

当時たしかクロスギアが登場した頃で拡張パック16弾(?)の魔導黙示録をクリスマスプレゼントで箱(24パック)買いしてもらった。1パック150円もするので、小学生の僕には月に2パック買うのが精一杯だった。箱買いしてもらった時のあの感動は言葉にできないものだった。

 

デュエルマスターズを始めたものの、ゲーム性を理解し楽しんでいるというよりは、ただ友達がやってるから一緒にやっているだけであり友達がやらなくなると僕もすぐにやらなくなってしまった。

 

時は流れ中2の冬

友達の家でモンハン2ndGを毎日やる日々を過ごしていたが流石に半年くらいやり続けたら飽きてきてしまい、ベイブレードをやりまくる日々が始まった。

 

このブログの読者の層から言えば当然ドラグーンが頭に浮かぶだろう。

 

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だが残念、中2の俺たちが回していたのはペガシス

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そう、家に眠っていた昔の爆転シュートベイブレード(プラスチックの奴)を引っ張り出してゲラゲラ笑っていたのではなく、当時最先端だったメタルファイトベイブレードを近所のジャスコのおもちゃ売り場で買いまくってきて対戦していた。

 

これはベイブレードあるあるなのだが、フライパンくらいの大きさのベイスタジアムで戦い、ベイブレード同士がぶつかるとスタジアムの外に吹っ飛んでブレーダー(俺たち)の足に当たる。これが骨の出てるところに当たるとガチで痛い。

 

当然僕はプラスチック時代の爆転シュートベイブレードもやっていたので、ベイが足に当たることの痛さは理解していたが、メタルファイトベイブレードのその威力は本当にケタが違った。

ガッッッッッッチで痛い。

 

中2にもなるといろいろと考察して最強のベイブレードを目指して友達と切磋琢磨、、、するはずだったのだが、リブラという当時1番重量のあるベイブレードがあまりにも結論過ぎてすぐに飽きてしまった。

 

 

ベイブレードに飽きてしまい、次に白羽の矢が当たったのがデュエルマスターズだった。

 

 

小6でギャラクシーボルテックスのフェニックス(ヴィーナス・ラ・セイントマザーとか)が出た頃に離れてから3年近く空白の期間があり、ニンジャストライクという謎の効果を持つカードが登場している時代に突如ワープして能力や効果を理解するまでに時間がかかった。

 

小学校の頃よりはお小遣いに余裕があったので近所のカドショでシングル買いしたりしてカードを集めて友人3人くらいと対戦を繰り返した。

 

友人に負けないように少しでも強くなりたくて、ネットでいろいろ調べているとカードキングダムというカード屋のサイトに有益な情報がたくさん載っており、初めてデュエルマスターズの真のゲーム性を理解し、デッキの組み方がわかるようになってきた。

 

最終的に全員ガチのレベルに到達して、近場で開催されるデュエルロードとかの大会に出場して上位に食い込めるくらいには強くなっていた。

 

僕はDM vaultというデッキレシピを投稿するサイトにバカほどデッキを投稿するのが好きでした。

 

 

カードキングダムとの出会いは僕の人生に大きく影響を及ぼしており、いけっち店長のような経営者を目指して、経営を学ぶために大学に行きたいと中3にして思っていた。

 

そのために、高校は大学進学に力を入れている進学校に行きたいと思い、進学校を受験し大学に進んだ。(気が変わって工学部に進学しましたが...)

 

 

https://cardkingdom.jp/dm/100/dm121.html

上記URLはカードキングダムのデュエルマスターズ研究所の中で1番好きだった記事。デッキレシピの記事ではなく、強くなるための考え方をレクチャーしている記事なのですが中学の時に読んで本当に衝撃でした。パワーの高いクリーチャーで殴るだけのゲームだと思っていたデュエルマスターズがこの記事を読んでから全く別のゲームに見えるようになりました。

 

 

時が経って、明かすことに恥ずかしい気持ちが無くなってきたので書くのですが、今は亡き旧ブログの記事を書く時はときどきこのザミジール方式を参考にしていました。

(※プテラポリZの記事でハルカとマサトを登場させたり、大学院生活の記事で塚地とスキー部を登場させたり等。じわるからというよりは読者の分身を文章に登場させたほうが伝えたいことが伝えやすいケースがあると考えて書いていた)

 

 

いけっち店長の発言で「カードの採用理由で"強いから"は理由になっていない」という言葉があるのですが僕は中学の頃からこの言葉が大好きです。

 

なぜ母なる大地を採用しているか

なぜフェアリーライフを採用しているか

なぜメガガルーラを採用しているか

なぜハバタクカミを採用しているか

 

強いから、は確かにそうですし、何も考えずに使っても確かにそれなりに強いのですが、なぜ強いのかという部分を言語化することに大きな意味があると思っています。

 

例えば母なる大地は(読み飛ばしてください)

①序盤に手札に来たキーカードをマナに置いても母なる大地さえあればいつでもバトルゾーンに出せるので、手札管理の負担と事故が減る。

 

②母なる大地は使用時にバトルゾーンのカードをマナに置いてからマナゾーンのカード枚数を参照するので例えば3マナしかない状態で唱えても4マナのクリーチャーを出すことが出来る等、本来より1ターン早く場に出せる選択ができる。

 

③たった3コストで進化クリーチャーも含めた相手のキークリーチャーをバトルゾーン外へ動かせる。

 

④シールドトリガーとして発動した場合、相手の召喚酔いしてないクリーチャーを選択してマナゾーンに送り、適当に何かを場に出せば召喚酔いするので勝利のプリンプリンと似たことができ、実質防御シールドトリガーとしても使える

 

⑤母なる大地の3コストを払う時、場に出す予定のクリーチャーをタップしていればマナゾーンに送ったクリーチャーはアンタップ状態でマナゾーンに行くので実は1マナ回復し実質2コストで使うことができる。

 

他にもあるのですがこのように強い点を一般論で言語化できた上で、今回のデッキにはなぜ採用しているのかという点まで説明できれば完璧と考えていました。

 

 

もうデュエルマスターズをやっていませんが、この考えはポケモン対戦で今も僕の根幹になっています。

 

 

実際構築記事を書く時にはホントはもっといっぱい書きたいことがあるんですが、本当に疲れてしまうので適当に妥協してしまってます。。

 

 

そのくせ、他の人の構築記事を読む時は細かいところが気になってしまうのですごく良くないというのを自分で感じてます。

 

「パオジアンの技構成は、守るは確定。あとはタイプ一致のつららおとし・・・〜〜〜」

 

と書いてあったりすると、何故パオジアンの守るは確定なのですか?というのが絶対頭に浮かんでしまいます。

 

誰かの記事には

「パオジアンはヘイトを集めやすいポケモンなので集中された時に守るを合わせられるとアドを取れるので守るを採用しています」

 

と書いてありました。ポケモンに絶対の正解はないので、理由が理解できるできないは人によって違うと思いますが理由を持って採用しているというプレイヤーが僕は好きです。

 

 

以上です。

最後まで読んでくれたマニアックな方、読んでくださってありがとうございました。